第9回 失業

       第9回 失業

  1. あなたは生徒に「失業、または仕事がないのはあなたの努力不足だ」と言いますか?努力すれば雇ってもらえると考えますか?昭和初期 東京大学を出ても就職は困難であった。当時の東大生は努力不足であったか?能力不足であったか?
  2. 今年の日本全体の雇用の総量はどれだけか?今年のセメントの購入される総量は何万トンか? GDP今年の日本の総産出量が決まるのであれば、それに必要な雇用量、セメントの量は一義的であえるとケインズ経済学では考える。(ファシネティの論考に於いて複数の解の存在が数学的には考えられるという)つまり、現在の制度では 失業者は必ず存在する、ということをあなたは承認するか?ケインズは主著『一般理論』において「完全雇用は達成できない」と明言しています。
  3. 経済が成長すると、失業率は低下するか増加するか? あなたはどう考えるか? マルクスは 機械が導入されて経済は成長する。機械が導入されると雇用は減少する。または、雇用の費用を減らせるような機械が導入される。としている。私が勤務していた銀行業界では そろばんの達人の高校出の女子職員はいなくなりました。複利計算を算盤でやるつわものたちです。文書作成の人々も去りました。ワープロの出現で。今、コンピュータは投資の助言までするようになりました。あなたが銀行に就職する場合、どんな仕事を受け持つのですか?
  4. 失業 の定義をしてください。そうですね。しかし、政府統計の「完全失業」というのは常識とは異なるものです。政府の言う、諸外国とは異なる日本の失業の定義を調査しなさい。
  5. マルクスは失業のない 新しい社会 を提案しました。 どんな処方箋だったのか? 生産手段(土地、工場等)の共有 をキーワードとして 処方箋を再現しましょう。