第12回 時事問題

     第12回 時事問題

  1. 新聞を持参してください。またはスマホでニュースを検索しましょう。両方やって各媒体の長所を比較。ですから、新聞を持参しましょう。金を使いましょう。最良の教師になるための投資。あなたは総額何万円準備しましたか?隣席のおぼっちゃまから借りてもいい。真ん中の株式欄しか貸してくれなかった?そこは情報の宝庫ですよ。じっくり読もう。
  2. 教壇に立つ者は生徒の10倍は勉強しなければ。前津中学の社会科の恩師長谷川先生は「5紙はとっておる」と言ってみえました。教師になってからお目にかかったら「ヘラルドトリビューン」パリ本社に行ったこともあるとのことでした。政治弾圧で解雇されたユニークな新聞人たちが設立、その後財政難でアメリカのメディア傘下に、ちょっと前に朝日新聞系列に、そうしたら内容萎縮。日本人の編集って良くないのでは?日本人の編集する英字新聞と外国人編集の英字新聞、全然違うでしょう? 日本人編集の英字新聞なら内容は日本語の新聞と一緒で値段が高いだけ。友人のフロリダ大学ポール・ジョージ教授は「日本人が何を考えているか良くわかるから好きだ」そうです。「英語は苦手だから御遠慮します」というあなた、国際連盟事務局次長新渡戸稲造は「バイリンガルのやつに人物はいない」そうで、あなたの外国語下手はいい兆候かもしれない。そうです。それがいいのです。誤解しながら、探究心フル回転で読むのです。5年間購読を続けましょう。事件の場所はわかりますね?アウシュビッツが解放されて東ヨーロッパをさまよっていたユダヤ人が、ゴミ箱の新聞を見て、ポーランド語は読めないが「ワルシャワ歓喜・・・・・」の記事にベルリン陥落、ドイツの敗北を直感。8月6日、アテネで新聞を買いました。ギリシア語。広島特集、4ページ。原爆ドームの写真は日本の写真と異なり、真正面から端正に撮っていて印象が違う。なんかパルテノン神殿に似ている。縦横比率かなあ?見開き2ページの二倍。何が書いてあるのか。どうやらイラク戦争劣化ウラン弾の記事が半分らしい。 昭和天皇の御病気、日本のニュースは「体温、呼吸、お下血」とかで宮内庁の医師は大丈夫か、とか思っていました。英字新聞には「エンペラーはキャンサー」。通勤のバスの中で天皇は癌であると確信。それまで、私は癌を英語で何というか知りませんでした。次に写真。じっと見続ければ、パレスチナ人とユダヤ人を顔から判別できるようになります。そのうち英語でしか表現できない理念も楽しめます。ゴルバチョフの「ヨーロッパをひとつの家に」という発言、バスの中で、いいな、と思って読んでました。(私は建国の英雄よりも、ゴルバチョフ勝海舟のような有終の君子が好きです)とにかく、中日新聞をさらっと読んで、教壇で感想を述べるだけなら、生徒にとって何の新味もない。面白くしようとして赤旗の記事を愛用する同業者もいます。私は外国人の視点も視野に入れて、基礎的事項との関連において語ることにしていました。
  3. フランスのル・モンド スペイン語のメキシコの高級紙 世界最高峰だそうです。 読める人は読んで教えてください。特に、メキシコの知識人がトランプ大統領をどう評価しているか知りたい。ネット検索も可能でしょうが 面白いのはコラム記事で ネットの無料公開ではないことが多い。名大の中央図書館にも少しあり、隣の南山大学の図書館の新聞コーナーは多言語で、人民日報もある。私はソ連プラウダも定期購読していた時期もありますが、時事問題の資料としては色あせた新聞だった。プラウダ、というのは 真実 というロシア語。重々しい言葉と思っていましたが、ロシア旅行で「プラウダプラウダ?」と早口で言われたら「ホント?勘違いしてない?」のニュアンスでした。中国の英字新聞には朝日新聞的センスのものもあり面白いこともある。中国語も漢字を共有できることもあり、「森友 最低的教育者」とかストレートな表現に驚きます。サンパウロやシアトルの日本語ネット上新聞は旧かな使いで なつかしい日本人の意識に出会えます。
  4. おすすめのTVニュース番組は 日曜の朝の 時事放談 最近内容やや劣化。NHKの衛星放送、早朝の各国ニュース。日本経済新聞社系の経済ニュース。BBC制作のルポ。サンデーモーニングも入れておこうか・・・。
  5. 新聞は とにかくたくさん。新聞を一番良く読んでいるのは新聞記者で、他社の記事が重要と思えば、後追い記事を取材。スクープの後の他社の記事から重要度が浮かび上がります。後から書かれた記事の方が正確。日本経済新聞の政治記事は遅いけど確実で簡潔。間違った情報で株を買ったらこまる、ということでしょうか?名古屋なら東京新聞が半日遅れで購読できます。一時経営危機で中日新聞の傘下へ。夕刊がいいという説あり。北海道新聞、ドウシン、はおおらかでリベラル。広島の中国新聞も気骨あり。沖縄の新聞も、入手できれば・・。採用試験、授業用には「新聞ダイジェスト」という雑誌があります。素晴らしい、とは言いませんが、事件の確定した姿を捉えることができます。日々の新聞は疑惑を追っていたりして、結局どうなったか不明。この雑誌は確定情報としての切り抜き帳です。東京新聞の記事が多く採用されているのはなぜでしょうか?「いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように」今日、あなたが持参した新聞はこの基本要素をちゃんと捉えているでしょうか?